¥15,950円(税込)

開発者の想い

ベースレイヤーが大好きすぎて、肌に直接触れることで他のウェアよりも情報量が多いのが好き!
かれこれ春〜冬までのベースレイヤー合わせて40枚以上持っている。
でもこれと言って、どんな時でもこれ1枚でいい!という冬のベースレイヤーは持っていない。
冬の低山で気温−5℃前後の寒い時はこのベースレイヤー、5℃前後はこれみたいな。
ただ冬でも寒いと覚悟して登ったら意外と太陽ポカポカで暖かかった。
「今日のベースレイヤー失敗したわ!もうこれ以上脱がれへん!」みたいなことは稀にある。
またウール100%は体温調節効くけど乾きが遅く休憩時汗冷えなど、なかなか理想のベースレイヤーが見つからなかった。
色々考えて秋冬春のベースレイヤーはこれ1枚でいい!という理想のベースレイヤーを追いかけた!

カラーリング

            漆黒のネイビー                             陸亀のグリーン

スペック

素材:オーストラリアメリノウール53% ポリエステル47%(糸はNIKKE AXIO)
(現品の品質表示にはわかりやすくメリノウール50%ポリエステル50%)

糸:NIKKE AXIO フライス編み

オーストラリア産メリノウール
メリノウール全体の中でわずか10%しかとれない貴重なオーストラリア産メリノウールを使用。

最終工程は尾州産メリノウール
世界三⼤ウール産地である⽇本・尾州にて、軟度の⾼い⽔を使⽤して仕上げた、肌触りが良くツヤのあるメリノウールの⽣地を使用。

生地重量:195g/m2

サイズ

身長の目安

身長に合わせておすすめのサイズを示しています。
シルエットやデザインを共通にし、ユニセックスでの展開としていますが、SとMとのサイズ差を大きくしています。特に着丈と裄丈にはご注意ください

こだわりのメリノウール

ウールとは羊の毛を原料とした繊維素材です。
ウールの中でもメリノ種からとれるメリノウールは、高品質な素材として知られています。
メリノウールの特徴は、なんと言っても繊維の細かさです。
一般的なウールよりも繊維が細いため、上質な艶感となめらかな肌触りを実現してくれます。
直接肌に触れるインナーや靴下などにも使用され、多くのアウトドアブランドで重宝されています。 

ウールは18.5μ(マイクロン)のオーストラリアメリノウール。一般的に 19μ(マイクロン)以下の
ウールはチクチクしません。

メリノウールは「天然のエアコン」と言われ、
①登りで暑くなった時は涼しくなり
②休憩時で汗で急に体が冷えても暖かくなる調温調湿機能があります。

理由としては

①ウールには「クリンプ」という繊維の縮れが生地内部に空気の層を作ることで
高い通気性と透湿性を保って涼しくなること。

②汗などの水蒸気を吸収すると熱を発生すること。

などが挙げられます。

高い防臭機能があるため、長期間でも臭わない

メリノウールには「1週間着続けても臭わない」と言われております。
雑菌が付着しにくく、ニオイを繊維の内側にとどめておく効果があります。

よく1週間以上の山行でも、臭わなく着続ける為、1枚のみで成立します。
結果 衣服数枚の軽量化に繋がります。

なぜウール53%ポリエステル47%なのか?

ウール100%でもいいが、とにかく乾きが遅い。
過去に空木岳で行動着としてウール100%を着ていたことがありますが、朝に寝巻き用のベースレイヤーから着替えると全然乾いてなくて冷たいまま着て寒い思いをした苦い思い出があります。

ウール100%は調温、調湿も効いて春、秋、冬の日帰り登山なら最高だが1泊以上、環境の変化が激しいアルプスでは厳しい場面に
直面することもあります。
雨でウェアを濡らしたり、レインウェアの中がビショビショになることもあります。

その際は乾くのが早いポリエステル50%前後を使うのがベターだと思います。
もちろんウールが入ってるので調温、調湿機能も兼ね備えています。(寒い時は暖かくなり、暖かい時は涼しくなる)


辿り着いたのがベースレイヤー初!NIKKE✖️AXIO✖️フライス編みだった!


NIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)✖️フライス編みの組み合わせをすることにより伸縮性や耐摩耗性に優れていて
毛玉ができにくく、長く使えるウェアとなります。

NIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)

ウール糸の内面にフィラメントを包み込むことにより毛玉ができにくい耐摩耗性に優れた糸になります。

そうすることで

  • 伸縮性が高く、丈夫で長持ちする。
  • 毛玉ができにくく、きれいな状態が長持ちする
  • 洗濯を重ねても弱らない。     
  • 伸縮性が高く、丈夫で長持ちする。
    などの機能があります。
  • 吸水性や吸った汗を素早く広げて、速乾性が増す。

天竺編みのベースレイヤーが多い中、あえてのフライス編み

宮田毛織工業(株)編み機

天竺編みとフライス編み

天竺編みのベースレイヤーが多い中、あえてのフライス編みを提案!

天竺編みとは?
ほぼすべてのベースレイヤーに採用されている編み方(別名平編み)です。

複数の針を使用して交互にメリヤス編みをする技法の一つです。この編み方は、生地に縦方向にリブ状の凹凸を生み出すことができます。

表面がなめらかで裏面がやや粗め、表裏の違いがあり、横にほどよく伸びます。

吸水性があって通気性があり、生地が軽いのでTシャツやスウェットなどに使われています。
ただデメリットとして縦方向の伸縮に弱く、破れてしまう可能性も、、、

フライス編みとは?

今回、「Winter seasons longT」に採用したフライス編みは、
一般的に単一の針を使用して行われる編み物の技法で、裏表のない平らな生地ができます。

表裏がなく、なめらかで伸縮性が抜群!
スポーツウェアやインナーウェア、ベビー服、首周りやリブなどストレッチ性の高い箇所などに使用されています。

天竺編みより少し重いが、肉厚で空気の層が入る為あたたかい。

そして重さを凌駕するくらい肌触りがよく、柔らかいストレッチ性の高い生地となります。

また毛玉もできにくくて、耐久性もある生地も魅力のひとつでしょう。

NIKKE AXIOとフライス編みの組み合わせでずっと着けてられる耐久性の高い「ベースレイヤー」が
出来上がりました。

こだわりのディテール

ラグランスリーブ

・生地の切り替えが、ネックから脇にかけて斜めに曲線を描きながら入っているのが最大の特徴。腕が上がりやすく、動かしやすいです。

・ラグランスリーブにすることにより、ザックが縫い目に干渉するのを防ぎます。

Yジョイント袖

・腕をY字状に縫い付けることにより肩が動かしやすく、腕を上げても裾がめくれあがらないようになっています。

この機能で、腕を上げる岩場や睡眠時などに背中が出て「ヒヤッ」とすることなく、快適に過ごせます。

サムホール

僕がオリジナルベースレイヤーを作る時に絶対に外すことのできないディティールがサムホール。
僕はとにかくサムホールが大好きです!
登山中は主に休憩時しか使いませんが、親指をしまった時の幸福度たるや・・・
血流が多い手首や、手の甲を温めることにより、指先を温める機能があります。
薄手の手袋を忘れてしまった時も指先以外は安心です。

フラットシーマー

フラットシーマー 継ぎ目の生地をフラットに仕上げることにより肌にかかるストレスを軽減し、接地面も丈夫に仕上げます。
スポーツウェアやベビー服によく使われ、熟練の技術者がなせる技です。

まとめ

ベースレイヤー40着以上持って、年間登山日数が90日以上の経験から元に作ったこだわりの冬物ベースレイヤー

Winter seasons longT 冬の登山のお供に是非いかがでしょう。