【制作秘話】1697kmのロングトレイルで本気で着たくなるシャツ

2026年3月中旬、僕は東海自然歩道の全線1697kmを踏破する旅に出発します。
東京・神奈川からスタートし、山梨・静岡・愛知・岐阜・三重・滋賀・京都・奈良・大阪まで──
11都府県を歩き抜くロングトレイル。登る山は60〜80座以上になる予定です。
そんな長旅の前半(3月〜5月)で、僕が着て歩く予定なのが
「山と街で着たいメリノシャツ」。
このシャツは、名前の通り“山でも街でも違和感なく着られる”ことを目指して開発しました。
旅を目前にして、あらためて感じるのは、
「これが、自分のわがままを全部叶えてくれるシャツだ」ということ。
■ 春・夏・秋にちょうどいい、薄手で丈夫な1枚
3月〜10月にかけての長い山旅では、寒暖差や汗、強風、洗濯、連日着用と、シャツにかかる負担も大きくなります。
このシャツは、春〜秋の山旅にぴったりな「薄手」かつ「耐久性」に優れた生地感に仕上げました。
軽やかに風を通しつつ、ハードな使用にも耐える──
そんなバランスを目指して、生地と縫製にとことんこだわっています。
■ 24時間着ていたい。そんなシャツを目指しました
長旅では、朝から夜まで、時には寝るときさえも同じ服で過ごす日があります。
だからこそ、“24時間着ていたい”と思える着心地の良さは絶対に譲れません。
肌に触れる面積が多いシャツだからこそ、
“ウール=チクチク”のイメージを覆す、やわらかく滑らかな肌ざわりを実現しました。
■ 山の後でも“きちんと見える”安心感
山から下りたあとに、カフェで編集作業したり、宿や飲み屋で人と会うことも。
そんなとき、ヨレたTシャツ姿ではなく、清潔感のある服を着ていたい。
このシャツは、襟付き+ボタンダウン仕様。
山でも街でも、ラフすぎず、「きちんと感」がある。
だから“登山ウェア”でありながら“旅服”としても成立します。
■ ロングトレイルに本気で使えるスペック
- 🧶 メリノウール77%+リサイクルポリエステル23% → 天然の調温性・防臭性+速乾・耐久性の両立
- 🧼 連日着てもニオイが気にならない → 洗濯頻度を減らしたい旅人にぴったり
- 🧳 左右にジャケットのような大きめポケット → 500mlペットボトルや行動食も収納できる
- 👔 ボタンダウンの襟付き仕様 → 宿でもカフェでも飲み会でも、これ1枚で浮かない
- 🌿 春・夏・秋にちょうどいい“薄手”なのに丈夫 → 重ね着・単体、どちらでも対応可能
**“登山にも編集作業にも飲み会にも強い”**─
そんなバランスを本気で追い求めてつくったこのシャツ。
そして何より、24時間着ていたくなる快適さを大切にしました。
今回もメリノウールで有名な[sn]スーパーナチュラルさんとのコラボレーションで、素材の魅力を最大限に引き出しています。
どういうシーンで活躍するか!?

- 春秋の肌寒い時に ウールの自然な保温性が体を包み、朝晩の冷え込みや季節の変わり目の山歩きにぴったり。
- 夏の登山の日除けや防寒着として 紫外線を防ぎつつ、風が吹いた時には冷えから守ってくれる。休憩中に羽織るだけで安心感が増します。
- 夏のアルプスの行動着に! ウール77%×ポリエステル23%のハイブリッド素材だから、汗をかいてもすぐ乾き、臭いにくい。炎天下の稜線歩きから標高の高い冷たい風まで、一枚で幅広く対応できます。 さらに、稜線で風が吹いて寒いと感じたら、上にシェルを羽織れば完璧。通気と保温のバランスをとりながら快適に行動できます。
- カフェや小洒落たレストランにも対応 上質ウールの自然な風合いに加え、ボタンダウンでしっかり襟が立つので「きちんとした感」も演出可能。登山帰りにそのまま立ち寄ってもスマートに見えます。
カラーは2色展開!

里山小道チェック(白系)
ベージュに近い白を基調に、淡い茶とやわらかな緑を織り交ぜた爽やかなチェック柄。
白の明るさがお顔映えし、着るだけで表情まで軽やかに見せてくれます。
まるで里山の小道に差し込む光を思わせる配色で、自然に溶け込みながら街でも上品に映える一枚です。

こもれびチェック(ブラウン系)
深みあるブラウンに白線の細かなチェックを重ね、木陰に揺れる光を表現した落ち着きのあるカラー。
ブラウンの持つ渋さが上質さを引き立て、幅広い年齢層に似合います。
山では自然に馴染み、街では大人の装いに。
木漏れ日の陰影のような奥行きがあり、飽きずに長く愛用できる色合いです。
生地のこだわり

・ウール77%
・ポリエステル23%
・86g/㎡(薄手)
こだわりの糸 「マナード」とは?

出典:御幸毛織株式会社 マナード®
マナードは、御幸毛織が独自に開発した特別な糸です。
普通のウールは「細い糸」にすると切れやすく、毛羽立ちや毛玉が目立ちやすいという弱点がありました。そこでマナードは、ウールの短い繊維とポリエステルの長い繊維を均一に混ぜる技術を使い、細い糸でも切れにくく毛羽立ちにくい構造を実現しています。
そのおかげで、見た目は上質なウールの自然な風合いなのに、強度や耐久性に優れ、家庭での洗濯にも強いのが特徴です。毛玉もできにくく、長時間ザックや岩に擦れる登山やロングトレイルでも安心して使えます。さらに、ウール本来の「調温性・防臭性」と、ポリエステル由来の「速乾性」が合わさっているので、数日間の縦走や旅でも快適。
そしてマナードだからこそ、わずか86g/㎡という薄手の生地でも十分な強度と耐久性を確保できます。軽さとタフさを兼ね備えたこの特性は、アウトドアウェアに理想的です。
つまりマナードは、ウールの心地よさと化繊のタフさをあわせ持った、新しいハイブリッド糸。アウトドアでも日常でも長く愛用できる素材として、注目されています。
■美しく強い
短繊維と長繊維が均一に混繊されることにより、毛羽だちと糸切れを抑えることが可能となり、
美しく強い糸構造となっています。
■高強力で耐摩耗性に優れている
■洗濯耐久性に優れている(寸法安定性&形態安定性)
■毛羽立ちが非常に少なく、ピリングを軽減
■シワになりにくく、荷物の隙間に押し込んでもサラッと着られる気楽さ
こだわりが詰まったディテール
このシャツは、ロングトレイルで24時間快適に着続けられることを目指して、細部まで工夫を凝らしています。
脇のパターン

脇下のパターンを深めに設定し、袖付け角度を最適化することで、岩登りなどで腕を高く上げても突っ張らずスムーズに動かせます。さらに、ザックを背負った状態でも可動域が制限されにくい設計です。
縫製は折伏せ縫い
- 強度が高くてほつれにくい 生地の縫い代を内側に包み込んで二度縫いするため、通常の縫製よりも強度が高く、ほつれが起こりにくい構造です。ロングトレイルのように何日も着続けるウェアでは、縫い目が壊れにくいことが安心につながります。
- 縫い代がフラットで肌あたりが良い 縫い代が露出せずフラットに仕上がるので、長時間ザックを背負ったときや、アンダーウェアなしで直接着るときにも縫い目がゴロつかず快適。擦れによる肌トラブルを防ぎます。
- 洗濯や摩擦に強い 折伏せ縫いは縫い目が二重構造になるため、繰り返しの洗濯や岩場・ザックとの摩擦にも耐久性を発揮。ロングトレイルでの「毎日着て洗う」「汗や雨に濡れる」といった環境でも型崩れしにくい仕様です。
- 見た目が美しい 縫い代が隠れるため、外観がすっきり仕上がるのもポイント。登山後に街へ降りても“きちんと感”を保てるので、アウトドアから日常まで違和感なく着られます。
👉 まとめると、折伏せ縫いは「強度・快適さ・美しさ」を兼ね備えた縫製方法。ロングトレイルのように「長時間・長距離・繰り返し使用」が前提のシャツにぴったりです。
あえてのボタンダウン

登山用のシャツというと機能性ばかりが注目されがちですが、「ボタンダウン」であることには山ならではの利点があります。
まず大きいのは、襟がきちんと立つことで首元を守れるという点。稜線で風が強いときや日差しが強いときでも、襟を立てれば簡易的なネックガードや日除けの役割を果たしてくれます。夏のアルプスなど直射日光を浴びる場面では、首回りの快適さが行動時間の長さに直結します。
また、**見た目の「きちんと感」**も忘れてはいけません。ボタンダウンは襟がしっかり形を保つので、登山後に街へ降りてカフェやレストランに入ってもラフすぎない印象を与えてくれます。山から街へシームレスにつながるのは、アウトドアウェアとして大きな魅力です。
さらに、襟先をボタンで留められるので、風で襟がバタつかず行動中も邪魔にならないのも実用的。長時間の稜線歩きやザックを背負ったときでも首元が安定し、ストレスが軽減されます。
つまり山のボタンダウンは、ただのデザインではなく「機能性と上品さを両立させる工夫」。登山中も街中も快適に過ごせる、実はとても合理的な選択肢なのです。
自然に馴染むスラッシュポケット

行動中でもアクセスしやすい 斜めにカットされたスラッシュポケットは、ザックを背負ったままでも手を差し込みやすく、行動食や地図などをサッと取り出すのに便利。
ハンドウォーマーとしても機能 休憩中に手を入れれば、防寒性が高まるハンドウォーマーポケットとして活躍。稜線や早朝の冷え込みにも対応できます。
収納力がありながら目立たない 大きめのポケットでも斜めに配されているため、シルエットに自然に馴染みます。アウトドア用の機能性を確保しつつ、スタイルを崩さないスマートな印象をキープ。
街でも違和感なく着られる 山では実用性を、街ではデザイン性を発揮。大きなポケットが“ワーク感”を出しすぎず、タウンユースでも自然に溶け込みます。
着丈のこだわり

このシャツは、着丈をほんの少し長めに設計しています。
理由はシンプルで、登山ではザックのヒップベルトを締めることが多いから。一般的なシャツだと、行動中にベルトに引っ張られて裾がどんどん捲れ上がってしまうことがあります。
でも、このシャツなら安心。着丈に余裕を持たせているので、ヒップベルトを締めた状態でも裾がずり上がりにくく、常に快適。ロングトレイルのように長時間歩き続けても、裾を直すストレスから解放されます。
「ちょっと長め」…このさりげない工夫が、実際に山で着たときに大きな快適さにつながるんです。
左袖口のさりげないロゴ

さりげないロゴが、ちょっとしたご褒美みたい
左袖口に入った、ほんの小さなロゴ。
これがあるだけで、不思議と気分が上がるんです。
大きく主張するわけでもなく、普段は気づかれないくらい控えめ。
でも自分で袖をめくったとき、ふと目に入るそのロゴが「今日もこのシャツを着てるな」と小さな満足感をくれる。
長い山歩きの途中、しんどい場面でも袖口のロゴを見て「よし、もう少し頑張ろう」と気持ちを切り替えられる。
街で着ているときは、誰にも気づかれなくても「自分だけが知っている秘密」みたいでうれしい。
ウェアの機能や快適さはもちろん大事だけれど、こういうちょっとした“気分のスイッチ”になる要素があると、毎回袖を通すのが楽しみになるんですよね。
サイズ表

まとめ
今回ご紹介したシャツは、御幸毛織が開発したマナード糸を使った特別な一枚です。
ウール77%×ポリエステル23%というハイブリッド素材は、ウールの快適性と化繊のタフさを両立。
わずか86g/㎡の薄手ながらも、強度と耐久性をしっかり確保しているため、ロングトレイルに適した軽さとタフさを備えています。汗をかく夏のアルプスから、冷え込む稜線や春秋の肌寒い山歩きまで、幅広く対応可能です。
ディテールにもこだわりました。
脇下のパターン設計や大きめのスラッシュポケットにより、24時間着続けても快適に過ごせる工夫を凝らしています。さらにボタンダウンの襟はきちんと立ち、カフェやレストランにもそのまま入れる上品さを兼ね備えています。
着丈は少し長めに設定。ヒップベルトを締めても裾が捲れ上がらず、ストレスフリーな着心地です。縫製には折伏せ縫いを採用し、肌あたりの良さと耐久性を高めました。
登山でも街でも、そして何よりロングトレイルでも安心して頼れるシャツ。
そんな思いを込めて、今回も[sn]スーパーナチュラルとのコラボで誕生しました。
¥26,400(税込)