「羽織る。包む。敷く。守る。全部この一枚で。」



ltmから新たに、頼れる一枚が生まれました。

その名も 「山の民の超撥水風呂敷」

この風呂敷は、以前ご好評いただいた「山で働いている人ありがとう手ぬぐい」のデザインをベースにしています。

山で道を整える人、山小屋を守る人、林業や山岳救助に携わる人…。

日々、山と向き合いながら働くすべての方々への感謝の気持ちを込めて仕上げました。

撥水性能を持たせたことで、雨や湿気の多い山の現場やロングトレイルでも活躍。

デザインと機能を兼ね備えた、ltmらしい一枚です。

開発秘話|“あの日の風呂敷”がきっかけでした

山の民の超撥水風呂敷」が生まれたきっかけは、2023年のこと。

こうたろチャンネルの人気企画「大天井岳お宅訪問」で、あるおしゃれハイカーのおじさんが、ひとつのアイテムを見せてくれました。

それは、ジェリー鵜飼さんがデザインした超撥水風呂敷

その風呂敷の、センスあるデザイン多様な使い道に、私は一瞬で惚れ込んでしまいました。

ザックカバーとして使ったり、寒いときにはカーディガンのように羽織ったり、膝掛けになったり――。

ただの布ではなく、“登山道具”としての力強さと美しさを併せ持った一枚

「いつか、自分の好きなデザインでこんな風呂敷を作りたい」

そう心に決めたのを、今でもはっきり覚えています。

その後、ネットでいろいろと調べていく中で、この風呂敷が朝倉染布株式会社さんの撥水技術によるものだとわかり、すぐに連絡を取りました。

快く相談に乗っていただき、製作がスタート。

デザインは、以前制作した「山で働く人ありがとう手ぬぐい」の柄をベースにリサイズ。

道を整え、木を伐り、小屋を支え、山とともに働く人たちへの敬意を込めて――

一枚の撥水風呂敷が、静かに生まれました。

スペックは?

ザックを覆ったり、体に羽織ったり、荷物を包んだりするのにちょうどいいサイズ感です。

素材はポリエステル100%

軽量でしなやか、そして朝倉染布さんの特殊撥水加工によって、見事なまでに水を弾きます。

しかも、重さはわずか約125g

バックパックの片隅に忍ばせておいても負担にならない軽さです。

もちろん、日本製

丁寧な縫製と仕上げに、道具としての信頼感もしっかり詰まっています。

組成:ポリエステル100%

サイズ:96 × 96cm乱

重量:約125g

日本製

超撥水とは?

朝倉染布株式会社が手がける「超撥水風呂敷 ながれ」は、dewelry®という独自技術を用いて布地そのものを水をはじく素材に進化させた製品です。通常の撥水とは異なり、布に触れた水滴が150度以上の接触角を持って表面で転がるように弾かれるため、布なのにほとんど濡れません。

たとえばバケツ1杯分の水を包んでも染み込まず、そのまま保持できるほど。つまり「布なのにバケツにもなる」という驚きの機能性を備えています。


🧪 撥水 vs 超撥水:違いを整理

  • 撥水:繊維に撥水加工を施して水をはじくが、時間の経過や洗濯で効果が薄れる場合が多い。
  • 超撥水:炭化フッ素を繊維の一本一本にコーティングし、50回洗濯してもほぼ性能が持続。しかも通気性も保たれ、蒸れにくい。

防水のように厚い膜を使わず、素材そのものの軽さと通気性を活かしつつ、水をしっかり弾く高度な技術なのです。

『ながれ』に施した『dewelry®』加工は、撥水性能の洗濯耐久性が高いのも特徴です。

風呂敷の生地の種類により多少差がありますが、50回の洗濯後でも撥水性能はほとんど低下しません


登山やロングトレイルでの使い道|1枚の布が、何通りにも

「山の民の超撥水風呂敷」は、見た目はとてもシンプルな一枚の布。

けれど、山やトレイルの現場では、その**“シンプルさ”こそが最大の武器**になります。

たとえば肌寒い朝、首元で結べばカーディガンのような羽織りものに。

突然の小雨が来たときには、ザックに被せて簡易ザックカバーとして活躍します。

他にも、腰に巻いてレインスカートとして使えばパンツの濡れを軽減できますし、

お昼ごはんのときには地面に敷いてレジャーシートとしても使えます。

つまりこの風呂敷、「ただの布」ではなく「使える布」なんです。

あなたのアイデア次第で、山のあらゆる場面にフィットしてくれる、まさに道具としての布

荷物の軽量化が求められるロングトレイルでは特に、持っていることの意味が際立ちます。

それでは最後に、この風呂敷の具体的な使い方を一つひとつご紹介していきます。

ザックカバーとして

ザックカバーとしても使えます。

写真のように、布の両サイドを団子結びにして2ヶ所を固定すれば、マント状にして背負うことも可能です。

ちょっとした雨よけや風除けとして、山でもしっかり役立ってくれます。

ザックの持ち手部分にしっかり結びつければ、この風呂敷一枚でザック全体を覆うことも可能です。

写真のように、40Lクラスの大きめザックにも対応できるサイズ感。

ザックカバーをわざわざ取り出すよりも、手早く簡単に雨対策ができるのも大きな魅力です。

最近はUL(ウルトラライト)志向の広がりから、

「ザック内は防水スタッフサックで濡れを防ぐ」スタイルも増えてきました。

ですが、ザックの外ポケットやザック本体が雨を吸って重くなることも意外と多いもの。

そんなときに、この超撥水風呂敷でザックごと覆ってしまえば、無駄に水を吸うこともなく、軽さをキープできます。

「ザックカバーは持たないけど、風呂敷は持ってる」──そんな山スタイル、アリだと思いませんか?

傘代わりに

行動中に急に小雨が降ってきたときや、テント泊中にちょっとトイレまで行きたいときなど、

「わざわざ雨具を着るのも面倒だし、傘を探して差すのも手間…」という場面、ありますよね。

そんなときは、風呂敷をふわっと頭からかぶって、軽く持ち上げて傘のように使うのもひとつの手。

写真のようにさっと広げて使えば、完全ではないにせよ、全部が濡れるよりずっと快適です。

「とりあえずこの一瞬をやり過ごしたい」――

そんな登山やテント場での**“ちょっと濡れたくない”シーンにこそ活躍する**、気軽な雨よけアイテムとしておすすめです。

「カーディガンのように、肩からふんわりと」

この時期、半袖Tシャツで歩いていると、突然の風で肌寒さを感じることがあります。

そんなときは、風呂敷を首元で結んで、カーディガンのようにふんわりと羽織るだけでOK。

体温をうまく調節できるうえ、冷たい風もしっかり凌げます。

しかもこの風呂敷、生地そのものに通気性があるので、

羽織ったままでも蒸れることなく、快適に行動を続けられます。

まさに――

「山の上でさっと羽織れる“布のシェル”」

軽くて自由で頼れる、登山者の味方です。

レインスカートや防風スカートにも

雨が降ってきたときには、腰に巻けば簡易的なレインスカートとしても使用可能です。

急な小雨やテント場の移動時など、ちょっとした濡れ対策に便利な使い方。

ただし、この風呂敷は超撥水仕様ではありますが、完全防水ではありません

長時間の雨や、バケツをひっくり返したような激しい豪雨では、徐々に水が染み込んでくることもあるので注意が必要です。

また、短パンで歩いていて急に寒くなったときの“防風スカート”としても活躍します。

冷たい風を防ぎ、腰まわりをやさしく包んでくれるので、軽量な防寒アイテムとしても頼りになる存在です。

レジャーシートにも!

ここまで多機能だと、「あ、レジャーシート忘れた!」なんて心配もいらなくなりそうです。

ちょっと休憩したいときや、ザックを地面に置きたいとき――

そんな場面でも、この風呂敷がしっかり活躍してくれます。

ポイントは、撥水加工された表面を地面側にすること

そうすれば、雨上がりの芝生や朝露で濡れた地面でも安心して使えます。

わざわざレジャーシートを別に持っていく必要はなく、

これ1枚で座る・敷く・覆うをすべてカバーできる

軽さ重視の登山やトレイルでは、こういう“兼ねる道具”が本当にありがたいですね。

テーブルクロスに

登山やキャンプでは、テーブルの表面が意外と汚れていること、ありますよね。

土や木のヤニ、前に使った人の食べこぼしなど…そのまま使うのはちょっと気になる、なんてことも。

そんなときにも、この超撥水風呂敷が1枚あれば安心

さっと広げれば、清潔なテーブルクロス代わりになってくれます。

しかも撥水仕様なので、醤油やソースなどをうっかりこぼしてもサッと拭くだけでOK

水分や油分を吸い込みにくいから、後片づけも簡単です。

“食事まわりも清潔&快適に”――山の上でも、そんな気持ちよさが手に入ります。

まとめ|1枚で何役もこなす、頼れる山道具

「山の民の超撥水風呂敷」は、ただの布ではありません。

カーディガン、ザックカバー、レインスカート、レジャーシート、テーブルクロス、そして簡易的な傘代わりまで――

まさに“1枚で何役もこなす”登山・ロングトレイルの万能選手です。

超撥水という高機能に加え、通気性や軽さ、日本製の丁寧な作り。

それに「山で働く人への感謝」を込めたデザインも、ltmならではの魅力です。

荷物を減らしながらも、快適さと安心感はしっかり確保したい。

そんな現代の山歩きスタイルにぴったりの一枚。

ぜひ、次の山行のお供に加えてみてください。



¥7,700(税込)