開発者の想い 欲しいのはほどほどの保温力!
冬につける登山用のハラマキを持っているんだが、きつい登りの時や暖かい時にどうしても脱着が面倒なので、登りも休憩時もずっと着けていられる「ちょうど良いハラマキ」が欲しかった。
もっと欲を言えば、春、夏のアルプス、秋、冬にも使える年中お腹を温められるほどほどの保温力のハラマキだ。
そこで(株)ニッケテキスタイルさんが提案したNIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)✖️フライス編み
(ハラマキの制作に置いては、初めての組み合わせ)
初めてこの生地を触った時、ウールでないような圧倒的な滑らかさ柔らかさ、
そしてよく生地が伸びるストレッチ性に驚愕した!
また、暑くなりすぎない適度な厚みとウール生地の特性、ポリエステルの速乾性。
僕が欲しかった登りも、休憩も、春夏秋冬使えるハラマキが完成だ!
今では山も街も家でも就寝時でも四六時中離せないアイテムになったのだ。
スペックとサイズ
素材:オーストラリアメリノウール53% ポリエステル47%(糸はNIKKE AXIO)
(現品の品質表示にはわかりやすくメリノウール50%ポリエステル50%)
生地重量:195g/m2
- 身幅
- M 29cm
- XS 24cm
- 高さ
- M 35cm
- XS 35cm
- 重さ
- M 49g
- XS 41g
Mサイズはウェスト 75cm〜100cm
XSサイズはウェスト 60cm〜75cm
登山とハラマキに親和性
「ハラマキ」 登山の防寒アイテムとして、ダウン、ネックゲイター、手袋など揃えるが、ハラマキも必須です。
登山におけるハラマキの効果は
- 体の中心を温めることで、手足の指先が冷えにくくなる。
- お腹が冷えにくくなりトイレの不安を解消。
- お腹が温まることにより腸内の動きが、活発になり免疫力アップ。
- お腹を温めたりすることで、睡眠の質の向上
- 着丈の短いベースレイヤーの補助 (背中やお腹の地肌が、見えたりするのを防ぐ)
体の中心を温めることで手足の指が冷えにくくなる
冬の登山に大敵なのは手や足の指が冷たくなることです。
外気温が寒い時、人は体温を維持する為に血管を収縮して
手足の血液を体の内部に送ります。
そのような理由で寒い時に、手足が真っ先に冷たくなります。
手袋で寒さを防ぐのもいいですが、臓器がたくさんあるお腹を温めれば、より効果的なレイヤリングになります。
ちょうどいいハラマキのこだわり
世界三大毛織物産地はイギリスのハダースフィールド、イタリアのビエラ、そして日本の尾州と言われています。
その尾州で作られたこだわりの生地を紹介します。
こだわりのメリノウール
ウールとは羊の毛を原料とした繊維素材です。
ウールの中でもメリノ種からとれるメリノウールは、高品質な素材として知られています。
メリノウールの特徴は、なんと言っても繊維の細かさです。
一般的なウールよりも繊維が細いため、上質な艶感となめらかな肌触りを実現してくれます。
直接肌に触れるインナーや靴下などにも使用され、多くのアウトドアブランドで重宝されています。
ウールは18.5μ(マイクロン)のオーストラリアメリノウール。一般的に 19μ(マイクロン)以下の
ウールはチクチクしません。
メリノウールは「天然のエアコン」と言われ、
①登りで暑くなった時は涼しくなり
②休憩時で汗で急に体が冷えても暖かくなる調温調湿機能があります。
理由としては
①ウールには「クリンプ」という繊維の縮れが生地内部に空気の層を作ることで
高い通気性と透湿性を保って涼しくなること。
②汗などの水蒸気を吸収すると熱を発生すること。
などが挙げられます。
高い防臭機能があるため、長期間でも臭わない
メリノウールには「1週間着続けても臭わない」と言われております。
雑菌が付着しにくく、ニオイを繊維の内側にとどめておく効果があります。
よく1週間以上の山行でも、臭わなく着続ける為、1枚のみで成立します。
結果 衣服数枚の軽量化に繋がります。
なぜウール53%ポリエステル47%なのか?
ウール100%でもいいが、とにかく乾きが遅い。
過去に空木岳で行動着としてウール100%を着ていたことがありますが、朝に寝巻き用のベースレイヤーから着替えると全然乾いてなくて冷たいまま着て寒い思いをした苦い思い出があります。
ウール100%は調温、調湿も効いて春、秋、冬の日帰り登山なら最高だが1泊以上、環境の変化が激しいアルプスでは厳しい場面に
直面することもあります。
雨でウェアを濡らしたり、レインウェアの中がビショビショになることもあります。
その際は乾くのが早いポリエステル50%前後を使うのがベターだと思います。
もちろんウールが入ってるので調温、調湿機能も兼ね備えています。(寒い時は暖かくなり、暖かい時は涼しくなります。)
ハラマキ初!
NIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)✖️フライス編みの組み合わせ
NIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)✖️フライス編みの組み合わせをすることにより伸縮性や耐摩耗性に優れていて
毛玉ができにくく、長く使えるウェアとなります。
NIKKE AXIO(ニッケ アクシオ)
ウール糸の内面にフィラメントを包み込むことにより,
毛玉ができにくい耐摩耗性に優れた糸になります。
そうすることで
- 伸縮性が高く、丈夫で長持ちする。
- 毛玉ができにくく、きれいが長持ちする
- 洗濯を重ねても、ヘタらない。
などの機能があります。
繋ぎ目はフラットシーマー
継ぎ目の生地をフラットに仕上げることにより肌にかかるストレスを軽減し、接地面も丈夫に仕上げます。
スポーツウェアやベビー服によく使われ、熟練の技術者がなせる技です。
天竺編みのハラマキが多い中、あえてのフライス編み
宮田毛織工業(株)編み機
天竺編みとフライス編み
天竺編みのベースレイヤーが多い中、あえてのフライス編みを提案!
天竺編みとは?
ほぼすべてのベースレイヤーに採用されている編み方(別名平編み)
複数の針を使用して交互にメリヤス編みをする技法の一つです。この編み方は、生地に縦方向にリブ状の凹凸を生み出すことができます。
表面がなめらかで裏面がやや粗め、表裏の違いがあり、横にほどよく伸びます。
吸水性があって通気性があり、生地が軽いのでTシャツやスウェットなどに使われています。
ただデメリットとして縦方向の伸縮に弱く、破れてしまう可能性も、、、
フライス編みとは?
今回ちょうど良いハラマキに採用したフライス編み
一般的に単一の針を使用して行われる編み物の技法で、裏表のない平らな生地ができます。
表裏がなく、なめらかで伸縮性が抜群!
スポーツウェアやインナーウェア、首周りやリブなどストレッチ性の高い箇所などに使用されています。
天竺編みより少し重いが、肉厚で空気の層が入る為あたたかい。
そして重さを凌駕するくらい肌触りがよく、柔らかいストレッチ性の高い生地となります。
また毛玉もできにくくて、耐久性もある生地も魅力のひとつでしょう。
NIKKE AXIOとフライス編みの組み合わせでずっと着けてられる耐久性の高い「ちょうど良いハラマキ」が
出来上がりました!
春、秋、冬はもちろん荒れた天気や夜の夏のアルプスにも使えるので、是非!この「ちょうど良いハラマキ」を
試してみませんか!?
¥4,950(税込)